時価総額2000億超のはあちゅうさんは、林真理子にはなれない
こんにちは、ツルハシです。
有名ブロガーはあちゅうさんのタイムバンクでの時価総額が2000億円を超えたそうです。
バブル。すげー。
はあちゅうさんと1時間60万円で食事でもした人はいるのか。60万円で講演会でもしてもらうのか。
ツルハシが60万円を出して会いたい人は誰だろうとだいぶ考えましたが、思い浮かびませんでした。
今ならコードブルーの脚本家さんですかね。
会うだけじゃなくて、映画にツルハシを出す権利つきでお願いしたいです。
はあちゅうさんとは
電通出身のトップクラスのブロガーです。
大まかな所はWikipediaでご確認を頂きたいのですが、
(ブロガーがWikipediaに載るというのは本当にすごいことです)
西沢千央さんが彼女を「インターネットに生きる女子たちの永遠のアイコン」という表現をされていました。
その通りだと思います。
インターネットに触れていない人は、ほぼこの方を知りません。
けれど、インターネット界で何か始めようとすると必ず目に入る人、それがはあちゅうさんです。
最近では株式会社メタックスの「タイムバンク」というシステムの、時間販売者の初期メンバーとして注目されました。
人の時間を買うシステムなのですが、現状はVALUや仮想通貨のような投機目的で売買されているようです。
「これからコレが来る!」というものに対しての感覚が鋭い方のようで、さすが、元電通。
ブロガーと作家
はあちゅうさんはご自身で「作家」と言われているのですが、現在の日本の大多数の人にとっては、はあちゅうさんは「ブロガー」のカゴテリーです。
作家の定義によると思うけれど、ツルハシも「作家?」と思っていました。
ある日、はあちゅうさんが「ネット時代の作家を目指している」と書いてあるのをみて、どうやら今世間に流通している作家になりたいわけではないのだと気がつきました。
はあちゅうさんは、林真理子さんに言われて「作家」と称するようになったようなのですが、林真理子さんの作品はやっぱり「作家の作品」なんですね。
頁をめくらせる力があります。
はあちゅうさんと同じく元コピーライターの林真理子さんは、昔は出版界ではエッセイストとして認知されていて、小説は売れませんでした。
林真理子さんのエッセイと言ったら、それはそれは素晴らしく、すさまじいパワーを放っていました。
(今はエッセイよりも小説の方が切れ味が良いです。自分の興味がない事を仕事で書くというのは大変みたいです)
エッセイを出せば売れるとわかっているけれど、それでも小説を書きたいと書き続けて、押しも押されぬ「女流作家」になりました。
今のはあちゅうさんは、その道を進んでいるのだと思います。
はあちゅうさんの小説を拝読しました。
ツルハシは新人のとんでもない小説が好きだし、又吉直樹さんの「火花」も好きです。
でも、はあちゅうさんの小説には「何か」を感じませんでした。
映画プロデューサーの川村元気さんの小説も、あれ?って感じで頁が進みません。
その人が輝けるステージというのは、本人の希望と違うことが往々にしてありますが、小説では彼女の良さを生かしきれないのでしょう。
はあちゅうさんはインターネットの女王
決して無視できない鋭い切れ味の一言がTwitterやブログではガンガン出てくるはあちゅうさん。
炎上するというのは、それくらい無視できない何かがその言葉にあるからです。
はあちゅうさんは林真理子にはなれない。
出版という世界ではなく、インターネットの世界でギラギラと輝いていて欲しい。
それこそ、「インフルエンサー」という肩書きが一番似合うような気がします。